カゴーラ
花劫拉

花劫拉
身分 妖怪
好きな物 動物
嫌いな物 炎、芋虫
分類 植物妖怪
生息地 不明
(突然生えてくる)

 爆火炉忍亜山【バビロニアさん】付近にある小さな村、そのすぐ近くにある洞窟の奥に、ある日突然生えてきた肉食の植物妖怪。始めのうちはまだ普通の雑草のように小さかったので、ヒトのように大きな生物が襲われることはなかった。しかしだんだん大きく成長していくにつれヒトも襲うようになり、ついには洞窟からその体を出し、村の中にいるヒトまでもが襲われるようになってしまった。
 昼間は洞窟の奥でじっとしていて近づく生物のみを狙うが、深夜一時から四時ぐらいの間は自ら長い根の大部分を地面から出して動き、先が黒く四つに分かれた触手で獲物を捕え、正面についた花でそれを食べてしまう。
 ちなみに小さいうちは主に虫を食べるが、大きくなると小さな獲物には見向きもしなくなる。しかし大きくなってからは葉を食べる芋虫が天敵。葉なら食べられても大した問題にはならないが、触手をかじられると獲物を捕えるのが難しく、あるいは不可能になってしまい、栄養失調で枯れてしまう。


武具 体の部品
くち
 花劫拉の茎の先に咲く、先端が黄緑みを帯びている花。双翼らの前に現れた花劫拉のものは、中に散斬角が一人丸々入ってしまうほどに大きかったが、これがほぼ最大サイズだと言われている。この花の内側には消化液がべったりとついており、花劫拉はここで獲物を消化する。植物なので「口」というのはあくまで俗称で、正式名称などは今の所ない。
しょくしゅ
触手(黒)
 葉の付け根のすぐ近くから生えた、先端が黒く四つに分かれた触手。この部分がヒトの手のように動き、獲物を捕えて「口」へと持っていく。また、自分に危害を加えるものに攻撃をしたりもする。
しょくしゅ
触手(緑)
 葉の付け根と「口」の中間あたりから生えた触手。獲物を捕える際にもう一つの触手(黒)と併用して動くが、どうもこちらの触手は「口」まで届かないらしい。
はな
 花劫拉の茎の途中から出てきている、先が赤い花。多くの獲物を食べて栄養を蓄えた花劫拉が、子孫を残すために咲かせる花らしい。

 花劫拉の葉っぱ。一応緑色をしているが、自ら獲物を捕らえてそこから養分をとる花劫拉は、基本的に光合成をしない。獲物が近くにいなければ仕方なく太陽の下に出て光合成をするというウワサはあるが、それが事実かどうかは不明。

 言葉そのままに、花劫拉の根っこ。緑の部分までは茎で、茶色いところからは根である。「口」が最大サイズまで大きくなっても根は長くなり続け、地面から水分を吸ったり、体を支えるのがその役割り。花劫拉は獲物をとる時に根っこごと地面からズルズルと出てくるが、獲物をとり終わるとまた元々植わっていた所に戻っていく。だが根っこが完全に地面から出るとうまく戻れず、そのまま水分が足りなくなって枯れてしまう。

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