: 歴代武者インタビュー・第四回ッ、だ―――!! | |
: 司会は俺・活飛と同僚の百合なんですが、今日彼女は仕事があるので遅刻します。 | |
: それでは! 今日のゲス | |
: はーっはっはっはっはっは!!!!! | |
: うわっ! な、何!? 誰!? | |
: 俺は魔界武者漣月【レンゲツ】。魔刃【マジン】頑駄無のライバルだ! このコーナー、俺がもらったぁ!! | |
: 何だと!? そんな事させるか! | |
: はいはい、今回だけだから大人しくしててねー。 | |
: え、ちょっと! また牢屋!? て言うかこの鳥何!? | |
: 鳥とは失礼な、俺は魔獣死愚裏不隠【デスグリフォン】。 | |
: グリフォンて鳥じゃん! | |
: 魔獣だっての。 | |
: うわ化けた!! | |
: はい黙って――。じゃあさっそくゲストを呼ばせてもらうぜ! | |
: カンペあったぞカンペ。えーと、『今日のゲストは魔刃』 | |
: 何っ!? 魔刃だと!? | |
: 悪いか? | |
: うを、本物!! | |
: おぉっ!! 魔刃じゃないか!! | |
: ん? | |
:
はははははっ! まさかこんなところで会おうとはなァ! 今この場で、この俺・漣月こそが最も優れていると言うことを証明してやるぜっ!! | |
: 漣月・・・!! | |
: (間) | |
: ・・・お前、誰? はじめまして? | |
: (石化) | |
: あらー・・・・・・漣月〜? おーい・・・ | |
: ・・・ところで、司会は一般兵が男女一人ずつと聞いていたんだが? | |
: ・・・ゲストの魔刃さーん・・・ | |
: !? ・・・・・・何で牢屋ン中にいるんだ・・・? | |
: 助けてー・・・ | |
: よし、いいだろう。魔界神技ッ、カオスインフェル | |
: やめて―――――!!! | |
: な、何だよ!? | |
: そんな大技出さないでくださいっ!!! | |
: ・・・全く、仕方がないな。じゃあ鎌で鍵でも壊すか。 | |
: ・・・最初っからそうしてください・・・ | |
: 遅れてごめーん! | |
: あっ、百合。仕事終わったの? | |
: うん! ところで、今日のゲストって一人よね? 少ないから、急遽一人連れてきたわよ。 | |
: こんちわー。 | |
: おおおぉぉぉおっ!! 紅零斗丸様―――!!! | |
: げっ、紅零斗丸・・・ | |
: え! 魔刃!?!? | |
: な、何か最悪の組み合わせになっちゃったわね・・・ | |
: とりあえず、いつものハガキいってみましょう! | |
: ・・・あぁ。 | |
: ・・・分かった。 | |
: (うわぁ・・・) | |
:
じゃあ一枚目! ペンネーム・異端の剣鬼さんから! 「覇大将軍の戦いの感想は?」 | |
: 答える義理はない。 | |
: それじゃ話が進まないでしょ!? | |
: ・・・何でこの俺が地上の連中なんかに・・・ | |
: 魔界の者ごときに負ける俺たちじゃないさ。 | |
: ・・・天界の力を借りなければ俺には太刀打ちすらできなかったクセに。 | |
: あれ? 負け惜しみかな? | |
: ・・・やる気か? | |
: ・・・そっちこそ。 | |
: こんなところで戦わないでください。 | |
:
つ・・・次いくわよ? ペンネーム・歩く火薬庫さんから。 「今戦ったら、魔刃と紅零斗丸はどちらが勝ちますか?」 | |
: よし、試そう。 | |
: 望む所! | |
: 試さないで望まないで | |
: 何でこう物騒な話になっちゃうのよ? | |
:
え、えーと次・・・真紅の闇将軍さんから 「魔刃よりも俺のほうが強い」 | |
: そいつの住所を教えろ。 | |
: 返り討ちにする、とか? | |
: い、今のは無視してくださーい・・・ | |
:
武者覚醒さんからー 「紅零斗丸本人の歌う『人生大津波』が聞きたいっ!!」 | |
: 今のって名前か!? 以前も似たようなものがあったし・・・ | |
: つーか急遽呼ばれて来たのに、何で俺がいる事前提とも取れる内容のハガキが来てるんだ? | |
: まァ気にしない気にしない。それより、歌ってもらえますか? | |
: もちろん! | |
: いつの間に着替えた!? | |
: デュエットさせてくださいっ!! | |
: あんたもか! | |
『人生大津波』 ―――作詞:鎧王 肇 (SD頑駄無 武者○伝 第一巻より) | |
: 怒濤の大波 大津波〜 | |
: ぶっとび重なる 武者人生よ〜 | |
: 鞘に収めた剣よりも 赤くめんこい桜桃【さくらんぼ】〜 | |
: 武者魂はいずこなり 紅鎧に問いかける〜 | |
: 情けの港を後にして〜 | |
: 戦に漕ぎ出す 武者人生は〜 | |
| : 嗚呼 大津波 |
: ・・・いかがだったでしょうか? | |
: フッ、活飛の方がまだうまかったな。 | |
: 何を!? | |
: 紅零斗丸様を侮辱する気か!? | |
: ほらほら喧嘩しないっ! | |
: 魔刃、大口叩く所を見ると、お前の歌はさぞかし上手いんだろうな。 | |
: フン、当然だ。 | |
: じゃあ何歌えるんです? | |
: 校歌 | |
: どこのよ!? | |
: 冗談だ。本当は「仰げば尊し」 | |
: 何でそうなる!? | |
: 注文の多い奴らだな。(まァ今のも冗談だが。) | |
: あーもう、どこまで本気なのか分かんねーよ。 | |
: キサマなどに分かられたくもない。 | |
: (抜刀) | |
: ギャ――! やめなさいって!! | |
:
げ、ゲストは魔刃さん、紅零斗丸さま、そして司会は活飛と百合でした!! また次回!! | |
: 今一度決着をつけてやる!! | |
: お前だけは許さ――ん! | |
: 紅零斗丸さまやめて――!! | |
: 勘弁してよねー! | |
: 魔刃ぶっ殺――す!! | |
: 俺も混ぜろー! | |
: いい加減にしなさーい!!! |